心臓血管外科のご紹介
循環器疾患に対する治療方針
循環器疾患に対する治療には、薬物療法、カテーテル治療、手術があります。循環器疾患に対する薬物治療やカテーテル治療の進歩は目覚ましいですが、手術でしか治療できない病態や手術の方がより良い結果を得ることができる病態があります。当院では循環器内科と心臓血管外科を含めた多職種でハートチームを形成しています。ハートチームとして合同で診療することで、循環器疾患を抱える個々の患者さんの状態に最も適した治療方法を慎重に検討します。そして手術が必要あるいは望ましいと判断した場合には、十分な説明を行い、ご理解を頂いた上で治療を進めていきます。
心臓血管外科の特徴
心臓血管外科は2020年10月から日本医科大学心臓血管外科の関連施設になり、日本医科大学心臓血管外科から心臓血管外科専門医が派遣され、日本医科大学心臓血管外科の全面的な協力体制を得てスタートすることとなりました。科学的根拠に基づく治療方針に加えて、これまで蓄積してきた経験をもとに個々の患者さんにとって最も適した手術を都内の大学病院と同等レベルで行い、麻酔科・臨床工学科・集中治療部・看護師と十分な連携を取りながら適切な周術期管理を行います。さらに術後早期から積極的にリハビリを行うことによって手術を受けた患者さんが早く元気な生活を取り戻せるようにします。
各診療科との連携
手術を受ける患者さんは循環器疾患以外にも複数の疾患を抱えていることもあります。総合病院である当院には各診療科が揃っているため、併存している疾患にも各専門科と連携して適切な対応を総合的に行うことができます。
近隣の医療機関先生方へ
心臓血管外科は2020年10月から日本医科大学心臓血管外科の関連施設としてスタートすることとなりました。近隣の医療機関の先生方と連携を取りながら地域の循環器疾患の治療に貢献していきたいと考えていますので宜しくお願い致します。循環器疾患にて何かお困りのことがございましたら気軽にご相談下さい。
さいごに
伝統と実績のある日本医科大学心臓血管外科の関連施設として高レベルの心臓血管治療を埼玉県北部で提供して、地域の皆さんの健康増進に貢献できるように邁進していきます。手術が必要な状態だと言われると大きな不安を覚えながら入院されると思います。しかしながら、少しでも楽しい入院生活を送れることを目指し、手術をして良かったと元気な笑顔で退院できるように、個々の患者さんに最適な治療させて頂きます。