内視鏡センターよりご挨拶
医療技術の発達に伴い、外科手術をしないで治すことができる病気が増えてきました。
内視鏡下での胃、大腸、食道などの早期癌の剥離術や、胃、大腸のポリープ切除術、胆道系の石の排石やドレナージ術などです。
早期に発見できれば、外科手術を行わなくとも済むものです。
当科では、患者様ができるだけ苦痛を伴わない、鎮静下内視鏡を胃、大腸で施行しております。大腸の鎮静下内視鏡では、施行後、車の運転は一日できませんが、胃の鎮静下内視鏡では、駒ヶ根鎮静法(消化器内視鏡、vol25.NO.4.544-548,2013)にならって、施行1時間後、簡単なテストにOKならば、車の運転を許可しています。
その後、年々患者数は増加、また、発見された癌の症例数も増加しています。
2018年度内視鏡件数(2018年4月~2019年3月)
- 上部消化管内視鏡:総数5075件
- 下部消化管内視鏡:総数1399件
- 内視鏡的逆行性膵胆管造影:総数104件
- 気管支鏡:総数104件
- 内視鏡下粘膜下層剥離術:総数37件
2016年における内視鏡下診断
- 食道癌:12件
- 胃癌:32件
- 大腸癌:65件
今後は、最新の拡大内視鏡などの診断機能を向上させつつ、治療内視鏡にも積極的に取り組んでまいりたいと考えます。
どうぞよろしくお願い致します。