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ご利用の皆様へ

包括同意について

当院では、診療上の必要があると認められた検査・処置・医療行為については原則として説明を行い、同意をいただいたうえで実施をしています。さらに、将来の医療従事者育成のための実習として、資格を有する担当者の指導のもと実習生を受け入れております。また、医療の発展や患者様への医療サービス向上などを目的として、患者様の個人が分からないような形で個人情報を利用させていただく場合があります。
当院は、書面又は口頭により個別に説明同意をいただくものと、あらかじめホームページに掲載し、病院の方針として包括的に同意(包括同意)をいただくものがあります。
以下の項目については、病院の方針として包括同意いただくものになります。但し、患者様はこれを断っても不利益になることはありません。同意しがたい事項がある場合には、その旨を当院職員までお申し出ください。お申し出がないものについては、同意していただけたものとして取り扱わせていただきます。これらのお申し出は、いつでも撤回・変更等をすることができます。
当院の受診を希望される方は、これらの点についてあらかじめご理解くださいますようよろしくお願いいたします。

  • 特定行為に関すること

    当院では、特定行為研修を修了した看護師が、医師の指示に基づいてあらかじめ作成した手順書に準じて診療の補助を行っております。看護師として一定の経験を有し、かつ専門的な研修を受けた看護師が医師と連携し安全には十分配慮して行っています。

    特定行為とは

    厚生省が認め推進している研修制度を修了した看護師が、医師の指示を受けて実施する特定の診療の補助行為です。看護師による特定行為を実施するメリットは、看護師が医療チームの一員として患者さんの状態に応じてタイムリーかつ迅速に適切な医療を提供することにあります。
    特定行為の詳細は、厚生労働省のホームページをご参照ください。

    厚生労働省ホームページ
    特定行為に係る看護師の研修制度(URL)
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077077.html

    看護師による特定行為に関するご意見やご質問がありましたら指導医や看護師に直接お尋ねください。

  • 検査・処置等に関すること

    当院では、診療上の必要があると認められた検査・処置については原則として説明を行い、同意をいただいた上で実施しています。但し、一般的に医師が立ち会う必要がなく、心身への負担が少ない検査・処置は、あらためて同意をいただくことなく診療の一部として実施します。これらの行為は、一定以上の経験を有する者によって行われますが、時に出血などの合併症を伴うことがあります。このような場合は、合併症の治療は通常の保険診療として行われます。
    なお、質問がある場合は、担当の医師または看護師までお問い合わせください。

    一般項目

    問診、視診、理学的診察、体温測定、身長測定、体重測定、リハビリテーション、栄養指導、薬剤処方

    検査・モニタリング

    血液検査、B型肝炎検査、C型肝炎検査、尿検査、畜尿、微生物学的検査、検体の病理、細胞診検査、心電図、脈波、肺機能、脳波、超音波検査、呼気ガス分析、筋電図などの生理検査、X線一般撮影、X線透視撮影、造影剤を用いてないCT・MRI検査、経皮酸素飽和度検査、動脈圧、呼気換気、BISモニター、筋弛緩モニターなどのモニタリング、皮内反応検査(パッチテスト、皮内テスト、スクラッチテスト、ツベリクリンテスト反応など)、アレルギー皮膚テスト、喉頭ファイバー検査、眼科各種検査、尿流量測定ウロフロメトリー検査、残尿測定、膀胱内BCG注入

    処置

    創部処置、痰などの吸引、鼻腔カテーテル、膀胱留置カテーテル、う歯(虫歯)、歯周病、義歯の検査と治療、口腔ケア、トリガーポイント疼痛治療、フットケア、鼻出血止血処置、胃管挿入、緊急時気管内挿管、関節処置神経ブロック、ギプス装着・取り外し、湿布処置、消炎処置、眼科・耳鼻咽頭科各種処置、2回目以降の輸血(概ね3か月経過した場合、疾患名が異なる場合には同意書を再度取得)

    投薬・投与

    通常の投薬、注射、末梢静脈内留置針挿入(点滴ライン確保)、持続皮下留置針挿入、酸素投与

    説明・同意書への署名を必要とする検査・処置

    手術、麻酔、輸血、自己血輸血、抗がん剤治療、分子標的薬治療、放射線治療、予防接種、透析治療、分娩、自費診療にはおいて特殊な薬剤を使用する場合、造影剤を用いた放射線治療、体表より深い部位の穿刺及び生検などの侵襲的処置及び検査、カテーテル治療及び検査、内視鏡検査

  • 病院実習の受け入れに関すること
  • 羽生総合病院では、医療従事者を目指す学生やその他職種の教育研修を受け入れて実習を行っております。これら将来の医療を担う医療関係者が、検査・治療・診断の現場で見学や立ち会いをさせていただくことがあります。このような場面においては、当院職員の監督・指導のもとに実習を行っており、患者様の安全に十分注意するよう努めております。 また、実習生にも職員と同様の守秘義務が課されており、患者様の情報が外部に漏れることはありません。

    なお、ご質問や不都合がある場合には、当院職員にお申し付けください。
    患者様には、病院実習についてご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

    研修を受け入れている職種

    医師
    看護師
    助産師
    保健師
    薬剤師
    放射線技師
    管理栄養士
    理学療法士
    作業療法士
    言語療法士
    臨床検査技師
    臨床工学技士
    救急救命士(消防職員の業務遂行に伴う必須研修を含む)
    医療事務

  • 院内設置のカメラに関すること
  • 院内には、防犯や患者様の転倒・転落等の安全確保上の理由により、病院内の一部及び駐車場にカメラを設置しております。
    撮影動画・画像データは、事故防止や検証等で使用させていただきます。 また、データは個人情報保護の方針に従い、適切に取り扱っていきます。ご不明な点が御座いましたら、看護師又はお近くの職員までお申し付けください。

  • 患者様の個人が分からないような形での個人情報の利用に関すること
  • 以下の目的のために、患者様の個人が分からないような形で個人情報を利用させていただくことがあります。

    • 当院における疾患や治療経過・成績等の分析
    • 患者様一般への医療サービス改善・向上
    • 他の病院、診療所、助産所、薬局、訪問看護ステーション、介護サービス事業所等との患者様一般に対する医療サービス等に関しての連携
    • 当院において行われる医療の質向上や未知の疾患メカニズムの解明、基礎医学的探求、症例検討等を目的とした研究
    • 当院において行われる医師や看護師等の教育・研修及び学生実習の協力
    • 公衆衛生の向上、患者様一般の安全や医療の質向上、他施設共同の医療データベース構築等を目的とした公的機関・学会等へのデータ提供
    • 学会・研究会、学術誌等への報告発表等
    • 学術研究における共同研究機関との連携