三次元(3-D)画像はさまざまな目的に対して有用です。 血管系においては主に大動脈瘤などの診断に用いられます。大動脈の蛇行が強い場合でも正確な血管径を測定することができます。特に大動脈弓部に病変がある場合は通常のアキシヤル画像(輪切り)では瘤の評価が困難な場合があり、三次元再構成の有用性が高いと思われます。 骨格系においては、関節内骨折における骨片の描出、頭蓋骨早期癒合不全など奇形の診断や形成領域の顔面骨の再建後の評価が可能です。