口腔外科撮影

口腔外科領域は特殊な撮影が多く対象が主に口腔内であること、肉眼で確認しづらいことや過去に治療したことによる金属が撮影の妨げになる場合があります。特にCT、MRIは影響が大きく出る傾向があります。

MRI

磁性体インプラントの挿入をされている方へ

従来、磁性体インプラント挿入されている方のMRI 検査は不可能といわれてきましたが、装着する側(入れ歯)の方が磁性体である場合が多いので入れ歯を外すことにより撮影が可能となるようです。ただし、歯根部に埋め込まれている部位により画像に影響が出る度合いが変わるのでその確認と、予想される影響を説明させていただきます。

インプラント計測(CT)

従来はX線撮影で歯根部の厚さ・角度などを撮影していましたが名人芸的な要素が多分にあり、再現性に乏しかったのですが当院のCTにはインプラント計測用ソフトウエア(GE: DENTASCAN) が搭載されているので確実に誤差の無い計測ができるようになっています。

撮影時間が短くS/Nの高いマルチスライスCTと相まって高精度の画像作成が可能。

検査時間(入室から退室まで)は約5分程度、検査終了後20〜30分程度でフィルムが作成できるため、院外からの依頼も受けております。

デンタル撮影

口の中に小さなフィルムを入れて撮影します。

パノラマ撮影
口腔外科で撮影するX線写真で、歯列全部を一度に撮影したものです。

規格撮影(セファログラム
口腔外科で主に下顎骨(下あご)の整形などをする場合に基準値からの変位を調べるための撮影法です(下図)。